ハングル部門 モリサワ賞 佳作

Code Square

Designer

キム・ジュヨン(金周娟)

韓国

1998年韓国釜山出身。国民大学校テクノデザイン専門大学院で視覚デザインを専攻。

  • 制作意図

    サイバーパンクジャンルからインスピレーションを受けてデザインされており、最大の特徴は子音と母音の独特な折れと母音形の上下反転です。これらの要素は、従来のハングル書体では珍しい破格的な変化を通じて、現代的で革新的な美感を伝えます。

  • 入賞コメント

    私の好みが込められたフォントがコンペティションで大きな賞をもらうことができ大変光栄です。
    新しい試みが認められて嬉しいです。今回の経験をもとに、これからも独創的で意義のある活動を続けていきます。応援してくださった皆さんに感謝します!

審査員コメント

  • 沈愚珍Sim Wujin

    くねくねした文字という、言葉では単純でも、まともに作り出すことは難しいコンセプトを簡潔にうまく表現していますね。縦の線を45度ずつ折るという方法により、さまざまな文字からステムが均等に出るように設計されており、安定感がありながらも変わった面白さを生み出しています。数字、ラテン、文章符号ではハングルほど味がないところが惜しいですが、「배」と「베」など見れば見るほど面白い字体です。

  • 崔瑟杞Choi Sulki

    小さいサイズではフリム体のように見え、拡大してみると階段式ピクセルの形が現れます。フリム体とピクセルという非常に異なる様式が二重に共存する点が非常に興味深いです。字母の形を規定する規則が一定ではなく、やや任意的ですが、むしろこのような特徴が手書きのような有機的、不規則的な印象を強調しています。

  • 閔ボンMin Bon

    字画に部分的な傾きを与え、テキスト全般に動的な感じを与えた点は興味深い試みといえます。まるでLED電光掲示板で横に流れる斜体のテキストを連想させます。このようなアプローチがジェニー・ホルツァーのハングルを用いた作品などで応用されれば、興味深い結果を生み出す可能性があるかもしれませんね。

掲載している作品、プロフィール、制作意図、入賞コメントは、作者から提出された内容をもとに掲載しています。