森澤 典久(プロフィール)
タイプフェイスデザインの要素は非常に多く、優先度の考え方は制作者によって微妙に異なります。読みやすさと視覚的なデザインの両立が高いレベルで実現され、タイプフェイスを利用するクリエイターにもお手本となるような作品の出現は、みなさんの地道な取り組み無しにはあり得ません。
グラフィカルなデザイン要素を含んだ作品であれ、テキスト中心の徹底した配慮がなされている作品であれ、優れた工夫が凝らされた制作者の意欲が伝わってくるタイプフェイスが登場することを期待しています。
タイプフェイスデザインの向上には、みなさんの様々な取り組みが大変貴重なものであると思います。このタイプデザインコンペティションが、タイプフェイスデザインへのみなさんの取り組みにスポットライトを当て、関心や取り組みを広げる一助となることを期待しています。
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明石賞とは?
モリサワからの製品化にふさわしい優れた作品に贈られます(詳細)。
「明石賞」の名称は、モリサワフォントの制作を担うモリサワ文研株式会社の所在地が、明石市(兵庫県)であることに由来しています。明石賞の選定にあたっては、和文部門、欧文部門の審査員も審査に加わります。
●タイプデザインコンペティション 2016の応募要項はこちらから