2019年9月3日(火)、「タイプデザインコンペティション 2019」の表彰式と、タイプデザインディレクターの小塚昌彦氏による特別講演を開催いたします。
タイプデザインコンペティション 2019の表彰式では、世界各国から集った入賞者に、審査員からトロフィーと表彰状を贈呈いたします。今年は、世界53の国と地域から前回を大幅に上回る813点の作品が寄せられ、モリサワ賞をはじめ全4部門計16の入賞作品が決定しました。
また、今回、特別講演にご登壇いただく小塚昌彦氏は、タイプデザインディレクターとして、モリサワの“新ゴ”をはじめ数々の著名な書体に関わってきました。また、過去のタイプデザインコンペティションでは、2012年度に和文部門審査員、2014年度に特別審査員を務めています。特別講演では、「たて組か、ヨコ組か –日本語組版の残された宿題・ひらがな」というテーマのもと、タイポグラフィのあゆみを振り返りつつ、現在の日本語組版の課題についてお話いただきます。
当日ご来場いただいた方には、コンペティションの入賞作品をまとめた作品集を差し上げます。ご来場を心よりお待ちしております。
開催概要
日 時:2019年9月3日(火)
表彰式ならびに特別講演 17:00~18:30(16:30 開場)
レセプション 18:30~19:30
※時間は目安です。前後することがございますのでご了承ください。
場 所:神田明神ホール 東京都千代田区外神田2-16-2
○JR:御茶ノ水駅 徒歩 5分 / 秋葉原駅 徒歩 7分
○東京メトロ:末広町駅 徒歩 5分 / 秋葉原駅 徒歩 7分
定 員:200名
その他:参加無料、日英同時通訳あり、要事前申込
表彰式
タイプデザインコンペティション2019の審査員より、トロフィーと表彰状が贈呈されます。
特別講演「たて組か、ヨコ組か –日本語組版の残された宿題・ひらがな」
書体のデザインは、時代時代で常に技術とともにあり、制約に対する挑戦を繰り返しながら進化してきました。書体制作の環境は格段に身近になってきましたが、人工知能が当たり前になる時代です。従来の発想にとらわれない書体の登場が期待されていると感じます。この講演がそのことを考えるきっかけとなればと思っています。
小塚昌彦
1929年生まれ。1950年から1984年に定年退職するまで、毎日新聞社技術本部において毎日新聞書体のすべてのデザイン制作・開発に従事。1985年から1992年、株式会社モリサワの常勤タイプデザインディレクターを務め、新ゴシックほか主要な書体のディレクションを行う。1992年からアドビ システムズに勤務し、日本語タイポグラフィ・ディレクターとしてアドビ社のオリジナル書体 小塚明朝・小塚ゴシックを開発。
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